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2012.11.16更新

子どもに乳歯が初めて生えてきた時の愛しさ、初めてそっと歯磨きをしてあげた時の気持ち、きっと「この白い歯を守ってあげたい」と感じたことと思います。
でも、むし歯にならないように歯磨きをしてあげたいと思っても、泣かれてしまって磨けないというケースがとても多いのです。

3歳までにむし歯があるお子さんは、永久歯に生え変わってもむし歯になる確率が高いこともわかっています。
それは、むし歯になるような日々の生活習慣や食習慣が、永久歯になってもそのまま続いているためです。

ですので、小さいうちから「むし歯になりづらいような生活習慣や食習慣」を作ってしまうことがとても大事ですね。
まず、子どもの頃は、保護者の方が行うのが予防の基本となります。

「口」という器官はとても鋭敏なところなのですから、いきなり歯ブラシを使ったりガーゼで拭かれたりすれば、泣くのは当然です。
ですので、まずは敏感なところの緊張をほぐします。


段階(ステップ)を踏んで、慣れさせましょう。
最初は、お母さんの手や指で、くちびるを触ったり、引っ張ったり、押したりと動かしてあげます。
するとだんだん「脱感作」といって、緊張が取れてきます。

つぎに、ガーゼなどで歯の表面を拭いてやります。
歯が生え始める6ヶ月頃は、物を手でつかめるようになるので、歯ブラシを赤ちゃんに持たせます。
自分の口の中で歯ブラシを遊ぶようになります。

ガーゼで磨いていて身体の緊張が解けてきたら、お母さんが歯ブラシを使って磨いてあげます。
泣く子もいますが、毎日行うことで習慣として教えてあげて下さい。
体位は、寝かせて磨くのが頭も身体も安定しますし、口の中もよく見えるのでお勧めします。
しかし、1歳半から2歳半ぐらいまでは、仰向けに寝るのを嫌がる子どもがいます。

そのときは無理をしないで、せいぜい1年間くらいですからお母さんのお膝に座って磨けば良いのです。
予防歯科には、ご家庭でできる予防と歯科医院でできるプロの予防があります。
ご家庭でできる予防は、歯みがきと濃度の低いフッ化物(フッ素)配合の歯みがき剤を使用することです。

歯科医院でできる予防は、プロが行うクリーニングや濃度の高いフッ化物(フッ素)を塗布したり、シーラント(歯の溝を予防的に埋めてしまう)をするなどあります。
その人にあった予防方法や材料を選んで行います。


ぜひ、ご相談ください。

投稿者: 医療法人アリスバンビーニ小児歯科

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