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2013.03.11更新

幼稚園年長から小学校入学の頃になると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。歯の抜けたお子さんの表情も可愛らしいものですね。
通常、永久歯は、乳歯の下から少しずつ上がってきて乳歯の根っこを吸収します。
頭だけになった乳歯はグラグラし始め、やがて抜け落ちます。

そして永久歯は乳歯の抜けたスペースに生えてくるのです。
しかし、永久歯が、なにかの拍子にずれた方向に生えてくると、乳歯の根っこは一部分しか吸収されず残ってしまいます。
その結果、乳歯はグラグラするだけでなかなか抜けず、永久歯は乳歯を避けるように内側に生えてきてしまいます。
これは、比較的よく見られる現象ですが、放置しておくのはあまりよくありません。
もし、少し内側から永久歯が生えてきてしまっても、早めに乳歯がなくなれば、永久歯が自然とあるべき位置におさまってくれることもあります。

しかし、長い間放っておくと、内側に生えたままになってしまい、歯並びに影響が出る可能性が出てきます。
歯が2枚重なっていても痛むことはほとんどありませんが、その部分の歯磨きがしにくくなるので、むし歯や歯肉炎になる心配もあります。
乳歯の内側に歯が生えてきて、しばらく経っても乳歯が抜けないようであれば、状態を確認するため、いちど小児歯科を受診されることをおすすめします。

投稿者: 医療法人アリスバンビーニ小児歯科

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